ピヴォ×みんサル

真夏の酷暑と関わる「やるフットサル」の現場【コラム】


(PHOTO,TEXT・佐藤功)

「いや、暑すぎて」と語るのは、個サルやフットサル大会を運営している人。彼の上空にある太陽を見れば、聞かなくてもいいことだったのかもしれない。日曜日の午前中、スポーツに適した時間帯の気温は30度を軽く超えていた。

「暑すぎて」という回答は、「最近、参加者はどうなんですか?」という問いに対してのもの。6月から7月にあったロシア・ワールドカップの影響で参加者が増えているのか、が気になって聞いた。でも、全く違う答えが返ってきていた。そして彼は「ワールドカップ中はけっこう来ましたけどね」と、日焼け止めを手渡してくれた。自分の顔が真っ赤に焼けていたことは、帰ってから知ったことだった。

フットサルは屋内でもできる。でも、屋外でもできる。真夏の日差しが直接ピッチを照らすフットサル場はたくさんある。「やるスポーツ」であるフットサルは、真夏の酷暑と直接対面していた。

個サルや大会は季節を問わず、常にリスクと戦っている。それはゆるさが売りのエンジョイ向けのものであっても同じ。かつて知り合った他の個サル、大会関係者から、普段運動をしていない人が急に走りじん帯を切った事例を聞いたことがある。また大事には至らなかったものの、心停止という場面にも遭遇したことがあるらしい。実際に自分も、参加者が交錯しまぶたを深く切り、救急車で運ばれていく姿を見たことがある。

そこに暑さが加わる。暑さは熱中症と脱水の問題だけではない、暑さからくる疲労がアクシデントを起こりやすくもしている。その人は「一番怖いのは死者が出ること」とも話していた。その表情は、真剣だった。

「水分を取ってください」と何度も運営の人は参加者に言い続けた。あるフットサル場では、水を利用したミストでクールダウンできるような工夫もしている。だが、太陽は強大な存在であり、気候という自然との戦いはかなり厳しい。細心の注意を払ってもアクシデントは起きることがある。

この夏、甲子園で戦う高校球児の身を案ずる意見が散見した。それは屋外でやる競技すべてに共通していることでもある。そしてそこにもうひとつ、個サルのように競技系からは離れた生涯スポーツの分野にも当てはまっている。この夏は人をスポーツから遠ざけ、その分野で生業としている業者、施設にとってダメージのある暑さだった。それは今後も何年も、この気候が続く限り向き合う問題となっている。競技だけではなく、趣味としてもスポーツが衰退する可能性がある。

プレーをしたわけではない、その場にいただけでめまいが始まり熱中症の疑いを感じた時、そう思っていた。

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