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ロベカルがいないホワイトリング。ボアルース長野とヴィンセドール白山が盛り上げるものとは?【コラム】

2018年9月9日、長野
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

ロベルト・カルロスがいる。9月8日に行われたエキシビョンマッチを見返していた。スーパースターの横で、近藤岳登が生き生きとしている。ロベカル式FK助走をしたと思えば、ロベカルのFKを阻止しようと地面に横になり顔面で壁を作る。2人のサッカー選手がフットサルを盛り上げていた。

そんな試合をAbemaTVで見ながら、ノロノロと動く高速バスに揺られる。関越道は事故による渋滞。大幅に遅れるとアナウンスが聞こえた。目指す地は長野、ロベルト・カルロスではなく、ボアルース長野とヴィンセドール白山に会いに行った。

「今日は遅かったじゃないですか」。

運営ボランティアの方にツッコまれる。試合前のいくつかのイベントはもう終わっていた。「いや、バスが……」と話しているうちに、『覚えてくれているんだ』と2度目の長野訪問で気づく。「ボランティアの方々は、フレンドリーな方ばかりで」とクラブスタッフが話す。ボランティアの方々は、次々とやってくるサポーターに話しかけ、このホワイトリングで楽しんでいる。

イベントの余韻は、ホワイトリングに残っている。かき氷早食い対決を終え、選手たちは子供たちに囲まれ笑顔だった。

その反対側では、PKゲーム。ここでも子供たちと選手が一緒に楽しんでいる。

大きなクレープを両手に笑顔を見せる看板娘に、ちょっと惚れた。いや、だいぶ惚れた。

この選手もボランティアもスタッフも、そしてサポーターも地域の人たちである。

そして、ヴィンセドール白山公式のチアダンスチーム『VINCEDOR DEUSA』が、長野・ホワイトリングでパフォーマンスを披露。『ナチュラルムーブメント3・2・1』と共に、会場を沸かせた。そしてスタンドには、白山サポーターの姿があった。彼らは、ヴィンセドールが好きな人たちである。

ボアルースもヴィンセドールも、地域を盛り上げている。楽しんでもらいたい人はどこにいるのか、それが地域密着のスタートラインである。ボアルースやヴィンセドールというクラブで、地域の『人』を盛り上げている。

その次にフットサル『で』盛り上げる。その先に、Fリーグ『を』盛り上げる、そして最後にフットサル『を』盛り上げる、がある。

そして試合後、サポーターたちと一緒にウォーキングサッカーを楽しむボアルースの監督と選手たちがいた。

長野の人たちはボアルースを楽しみ、白山の人たちはこの長野でヴィンセドールを楽しんでいた。ボアルースは長野の人たちのために、ヴィンセドールは白山の人のたちのためにある。

北信越の両雄は、目の前にいる人たちと一緒に楽しむことから始めている。

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