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北陸を盛り上げたい。フットサルという縁がつなぐ、福井丸岡RUCKとヴィンセドール白山の想い【コラム】

(PHOTO,TEXT・佐藤功)

「うれしいですね、率直に」。市原伶香がそう言ったのは、10月21日。4日前の17日、ユースオリンピックで銀メダルを獲得したU-18フットサル女子日本代表のことを話してくれた。「もうそろそろ帰ってくるんじゃないですか」と田中悦博監督も笑顔で話してくれる。この福井丸岡RUCKの面々と出会ったのは、石川県の白山市。F2のヴィンセドール白山のホームアリーナ、松任総合運動公園体育館である。

この日丸岡は、この松任でヴィンセドール白山アスピランチとエキシビションマッチを戦っていた。それは、彼女たちにとってそんなに珍しいことではない。「ヴィンセドールさんの下部組織のチームとは練習試合をさせてもらったり」と、市原は初対決ではないことを説明した。

そして、「普段お世話になっているヴィンセドールさんの試合を応援したくて来ました」と、サポーター席にチーム全員が集まり大きな声を出す。ハーフタイムにはピッチ上に立ち、白山を応援する一曲を披露。福井丸岡RUCKここにあり、という絶大なインパクトを誇示していた。

そんな明るい女性たちも、白山の選手たちと共にサポーターを見送っていた。

「12月2日、福井で私たちのホームゲームがあります」。

一列に並んで、ポスターを片手に白山サポーターに話しかける。彼女たちのホームゲーム、12月2日の福井で行われる、日本女子フットサルリーグ第7節のことをアピールしていた。その彼女たちが手にしているポストカードサイズのチラシには、『福井丸岡RUCK3,000人プロジェクト」と書かれていた。

「いつも一緒にやっているメンバーが世界の舞台でがんばってやっている」。

市原が誇らしげに語る若い子たち、ユースオリンピックのメンバーの福井凱旋試合でもある。そして市原も「若い子に負けないように」と刺激を受ける。それは彼女たちが目指している風景を手に入れるため。

「自分たちのチームは世界一という目標がある」。

その世界一とは、世界一のアリーナに、ということも含まれている。『会場を真っ赤に染めよう』というコピーがそう思わせる。彼女たちの明るく元気な笑顔が、白山の地で人々を魅了していた。

福井県と石川県、隣接はしているものの決して近くはない。それでも、「白山のトップチームとも交流しています」という市原たちにはある想いがある。

「北陸を盛り上げたい」。

交流をする白山もその想いは同じ。フットサルという縁が丸岡と白山を、同じ『F』の仲間をつなぐ。そして日常となっていた。

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