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柴田章仁が作る『柴田のしばふ』。ボアルースの長野への愛情表現【アリーナ紀行】

2018年11月4日、長野
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

ボアルース長野のホームアリーナ、ホワイトリングを入ってすぐ。そこにはお花屋さんのブースがあった。そして店主が「これです、これです」と教えてくれる。

「柴田選手が作ってくれたんですよ」。

そこには、『柴田のしばふ』と書かれていた。そのことを話せば、「入れ物に入れただけなんですけど」とボアルース長野・背番号7、柴田章仁が笑っていた。

「僕の働いているのは住宅メーカーなんですけど、お家に飾るお花を作る花屋さんも一緒に経営している会社です。僕は事務職なんですけど、なんでも屋みたいな。花屋がイベントあるといったら本社からすぐ行ってお手伝いをしたりしています」。

ホワイトリングでは、選手が勤務している会社のブースが出店をしている。過去には、新井壮一郎が作ったジャガイモ、原科郁希が作ったトウモロコシが売られていたところを目撃したことがある。

ホワイトリングでは日常的に選手のもうひとつの顔、普段の生活を見ることができる。そして、スポーツ選手だからできることをしている。

「SNSでもお花屋さんを含めて宣伝をしているので、お店に買いに行ったよという声はよく聞くようになりましたね。今回の出店がきっかけで、お店に足を運んでくれる方もいますし」。

「F2に上がって街中でポスターの数が本当に多くなったので、声をかけられることも多い」という柴田は、広告塔としての役割を担っていた。

彼らは宣伝という形で、長野を応援している。地域を愛しているクラブ。これが、ボアルース長野の唱える地域密着。それは、選手やスタッフ自身が、長野に住んでいるから、長野を愛しているからという自然なことだろう。

そして、彼らを応援する長野の人たちは、一緒に長野を盛り上げるためホワイトリングに集まっている。「私たちもできることがしたい」というサポーターの考えと、「前から太鼓は考えていたんですよ」という長野スタッフの意見が合致し、ホワイトリングに太鼓の音色が響くようになっていた。

「暗い顔で帰ってもらうのは絶対にダメだと思うので。しっかりみんなで、選手もサポーターも笑ってお見送りができるように」。

長野という言葉だけでひとつになれる。「地域に根付いたチームだなと思いますね」と話す柴田は新婚さん。新生活を始めた柴田自身も、長野に根付いている。

 

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