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Fリーグ・ボアルース長野が目指した『3,000人チャレンジ』カギを握った3つの事【コラム】

2019年1月14日、長野
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

2018年12月9日に行われたF2第12節、ボアルース長野vsY.S.C.C.横浜。ボアルース長野・土橋宏由樹GMが観客席を眺める。ホワイトリングには、2,115人の人たちが集まっていた。土橋GMの心の中に「3,000人には届かなかった」という感情が最初に来ていた。でもその次には「初めて2,000人を超えることができた」と笑顔だった。

この約一ヶ月前の2018年11月12日、ボアルース長野が『3,000人チャレンジデー』を発表。早い段階で「自然と出てきた」企画に向け、長野は水面下でその準備をしていた。そして「新しいことを持ち込んでやっているという感覚はない」というこの企画には、3つのポイントがあった。

▼何を持って盛り上がっているのか、目標数値の設定

まずはこの3,000という数字が重要だった。「普段800人ぐらい入るので1,000人は普通。2,000人だとちょっとハードルが低い。だから3,000」というところから始まっている。「盛り上げたいだけだと漠然としているんですよね。どれぐらい入れば盛り上がっているのか、具体的な数字が必要」であると土橋GMは話す。

目標が数値としてしっかりと設定され、そこから計画を練るという手順が踏まれていた。

▼誰のためのボアルース長野なのか、誰に見てもらいたいのか

ここからは「今までやったことがないので、未知数の世界」だった。その中で彼らは「とにかく告知」から始める。長野はいつものように地元のラジオ、テレビ、新聞といったメディアを活用。そして、市内の学校に5万枚のチラシを送る。「丸2日、ずっとスタッフみんなでチラシの準備をして、ゴールが見えない感じでしたね」と土橋GMは笑う。クラスごとに枚数を手作業で準備しながら長野市の協力の元、長野市の5万人の小学生や中学生に手渡していた。

学校=子供たちである。どの層に重点を置くかもしっかりと設定され、実行されていた。

そして長野市以外にも、「地域の人たちと一緒に」上田市の駅や篠ノ井市の駅でもチラシを配った。「長野市だけではなく長野県のチームでもあるので、もっと幅広く」と動く。「長野パルセイロのサポーターもたくさん来てくれた」とサッカーも巻き込み、長野県全体を巻き込んでいた。

▼ベースはどれぐらいなのか、現状の把握

その結果が2,115人だった。「3,000人に届きませんでしたが、今の自分たちの立ち位置が今日初めての試みで見れたので、今回のことを振り返って次に生かせるように」と土橋GMは話す。

「5万枚学校に配ってどれぐらい跳ね返りがあるのか、過去の実績がない分未知数」だったものが、2,115だったことをここで知る。そのことが彼らが得た大きな財産である。

「また来年同じような企画をした時にどうすればいいのか、今回の2,115人がベースとなる」と話していた一ヶ月後、年をまたいだ2019年1月14日、F2最終節、ボアルース長野vsトルエーラ柏。「今回はいつも通りですよ。3,000人の時のようなことはやっていない」と広報さんが話す。そのいつも通りのホワイトリングには、1,568人が来場。3,000人チャレンジデー以前の2倍近い動員数だった。それは、3,000人チャレンジデーを行ったことの『跳ね返り』でもあった。

「僕らがシュートを決めることはできないけど、ひとりでも多くのお客さまに見てもらう環境づくりはできるので、選手たちにFリーガーになってよかったなと思えるような環境を作りたい」。

2018年6月にインタビューした時、土橋GMは「平均動員数1,000人が目標」と話していた。そのボアルース長野は、最終節で目標を達成していた。そしてここをベースに、長野は次の挑戦を始める。

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