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日本フットサル三国志 第2章 あのチームはどうなった(フトゥーロ) その2 東京都リーグとフトゥーロ

フットサルプレイヤーのためのポータルサイト「みんサル」からの記事を転載となります。


 

その2 東京都リーグとフトゥーロ

 

前回、フトゥーロは東京都リーグ1部に現在在籍と伝えたが、ここでは東京都リーグについてフトゥーロの戦いぶりを交えながら紹介してみよう。

関東リーグがない頃はむろん都リーグしかなかったわけであるが、都リーグが発足したのは1998年である。1996年の第1回全日本選手権開催の2年後、フットサル専門チームが勃発した頃である。府中水元クラブ、小金井ジュール、目黒FCなどが参戦している。(関東フットサル三国志より)
考えてみれば、府中水元クラブの名称変更後がフトゥーロであるから、関東リーグから戻って来たと言えなくもない。ちなみに関東リーグに昇格、地域チャンピオンズリーグ優勝の経験を持つ小金井ジュールも東京都1部に在籍している。

あらためて1部リーグのチームを紹介すると、始まった今シーズンの登録チームは、昨年の順位順でいうと、情熱ロンリネス、美少年クラブ、NEO、蹴球狂の詩、サンパチオフットサルクラブ、小金井ジュール、CAMISA、F.C. NORTE、不動前、フトゥーロ、LYENDA多摩(2部より昇格)、バンフ東京(2部より昇格)である。1位だったフウガドールすみだバッファローズは関東リーグ2部に昇格している。
チーム名を見てみると、小金井ジュール、フトゥーロをはじめ、歴史あるチームが多く、例えば情熱ロンリネスは2005年、オープンリーグから都リーグに参戦、3部、2部と昇格、2008年に1部に昇格すると同時にこの年の第14回全日本選手権の東京都予選で優勝、関東予選に進出という成績を残している。このとき、同じく歴史あるCAMISAも準優勝、関東予選に進出している。情熱ロンリネスは、1回戦を勝ち上がり、2回戦でファイルフォックスに敗れてベスト8であった。CAMISAは1回戦敗退であった。ちなみにこの年の優勝はFUGA目黒で名古屋オーシャンズを破って地域リーグのチームがジャイアントキリングの優勝という話題の大会であった。

現在、都リーグはオープンリーグ、3部、2部、1部のピラミッド構成になっており、その上に関東2部、1部さらにはF2、F1と連なり、競技志向特に上昇志向のチームにとっては魅力あるリーグにこの20年をかけて育ってきたと言える。
そして1部リーグは全体ピラミッドの中間に位置付けられ、上にはシビアな関東リーグがあり目標にも出来るし、それでいて、楽しみながらも出来る、エンジョイの頂点を味わえる絶好の位置付けにあるのではないだろうか。
だからこそ、歴史あるチームがその伝統を継承、その座を守れるのではないだろうか。それと、同じ地域で同じような実力で競い合う仲間意識、楽しさも継続の要因のような気がする。例えば、サンパチオフットサルクラブは創立20周年で情熱リンリネス、フトゥーロと同じ府中市で活動(ホームページより)、小金井ジュールの小金井市とも近い。CAMISAも調布の味の素スタジアムを練習場にしている。第1章で述べたように東京都1部にも府中を中心にした勢力図が広がっているのだ。

さて、そんなリーグの中、フトゥーロの昨シーズンの戦いは決して楽なものではなかった。
すでに述べたように、リーグ成績は2勝9敗、得点22、失点45、勝ち点6、得失点差-23で第11位であった。メンバーを見てみると、荻原佳孝、 三海敬二、上村信之介、河野真作、大柴和正、信濃啓象、後藤敏雄、田村貴志、小野寺良輔、渡辺淳一、石黒裕二、石川敦朗らが名を連ねている(東京都フットサル連盟ホームページより)

今となっては筆者が知っている選手は、前回の上村信之介、渡辺淳一、石黒裕二、信濃啓象くらいになってしまったが、彼らはチームの平均年齢を上げてはいるが(笑い)、若い選手の指導、お手本となって頑張っているので紹介しておきたい。

まず、渡辺淳一は、ブービーのあだ名で知られる元Jリーガー(読売ヴェルディ)で、元フットサル日本代表でもある。2003年のワールド5、アジア選手権、ピラミッドカップと3連続で選ばれている。ヴェルディの流れを汲んでいて、テクニシャンであった。年齢は1973年生まれ、46歳になった。
石黒祐二は、FUTEBOLiSTA天下一武道会 といういわゆるストリートサッカー+音楽のユニークな大会に優勝、そのテクニックぶりで一躍有名になった。もともとはブラックショーツの選手で関東リーグでもテクニシャンとして知られた選手である、現在は、habilidosoフットサルクラブの代表を務め、指導者の道を進んでいる。年齢は恐らく40過ぎくらいではなかろうか。
信濃啓象は、上村信之介とは府中水元クラブ時代からチームメイトであった。一時期フットサルから離れていたが昨シーズンよりサラリーマンと両立しながら復帰した。もともとはテクニックに優れたフィールドプレーヤーだったが、現在はゴールキーパーを務めている。また、チームのマネージャー的役割を担っている。年齢は1979年生まれ、39歳である。

3人の共通点といえば、上村と同様、個人技に優れている点であり、恐らく上村のあくなきフットサル道に共感を覚えているのではないだろうか。それだけ、フットサルは奥が深く、年齢を重ねたら重ねたなりの新しい発見があり、続けられるのだと思う。

いみじくも上村はピヴォ×みんサルの2018年3月のインタビューでこんなことを言っている。

「フットサルって奥が深くてわからない。今も勉強している。(中略)観てる人がおもしろいとか、観客が増えるようなプレーって(人はいうけど)、それって、でも、選手たちが考えるべきじゃないとオレは思ってて。まず選手が楽しむことで、いろいろイマジネーション豊かなプレーが出るんじゃないかなーなんて思ったりしてます。」

目からうろこの言葉であった。

ところで東京都リーグの最新情報を入手するにはどうしたらよいであろうか。東京都フットサル連盟のホームページもあるが、最新情報、より深い情報なら、東京都フットサル情報サイト、「フットサルスタイル」がお薦めである。折橋拓磨が東京都に特化して勢力的に運営しており、1部に限らず全てを網羅しているので、ぜひ、訪問して欲しい。 写真の方は、フトゥーロのホームページより昨年の開幕節の集合写真としよう。

 

木暮知彦

みんサル運営会社のピープルスポーツ株式会社社長。1999年の第1回の関東フットサルリーグ、伝説のスーパーリーグの立ち上げなどに関わった。自らはFIRE FOXの代表として、リーグ優勝、フットサル選手権の優勝を経験した。元フットサル日本代表木暮 賢一郎の父親でもある。

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