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日本フットサル三国志 第2章 あのチームはどうなった(ファイルフォックス) その3 関東リーグの今

フットサルプレイヤーのためのポータルサイト「みんサル」からの記事を転載となります。


 

 

その3 関東リーグの今

 

2019年6月15日、東久留米スポーツセンターで21回目の関東リーグが開幕した。「ファイルフォックスの今」を語るために久しぶりに関東リーグを訪れたのだが、その前に「関東リーグの今」について語ってみたいと思うようになった。

というのも、この日の開幕戦のフィルフォックスの相手がバルドラール浦安セグンドであり、あることを思い出したからである。読者の皆さんは、第1回の関東リーグ(1999年開催)の優勝チームがどんなチームだったかご存知だろうか。それはガロとプレデターの同時優勝で、プレデターとはバルドラール浦安の前身のチームであった。奇しくも、第1回大会の優勝チームが名を変え、Fリーグに参入、そしてセカンドチームが関東リーグに昇格していたのである。

あれから21年、関東リーグはどのように変わったのだろうか。

会場に入ってまず驚いたことは、観客数が多かったことである。東久留米スポーツセンターはもともと小さな体育館で座席数は352席しかない。しかし、最終試合のホームゲームであるカフリンガ東久留米対ペスカドーラ町田アスピランチの観客動員数は公式記録によると368人なので満員だったことになる。しかも、この日は朝から大雨であった。

ホームチームやリーグ運営の努力もあると思うが、昔では考えられない数字である。むろん、Fリーグが設立される前の関東リーグ全盛時代は会場が満員となることはしばしばあった。しかし、Fリーグ設立直後の落ち込みから比べると回復しているように思える。

次に、広報、告知活動の充実が挙げられる。Fリーグ設立以前は、雑誌フットサルマガジンピヴォおよびフットサルナビに関東リーグ情報が定期的に掲載される時代があった。しかし、2誌とも廃刊、インターネットメディアもだいぶ減ってしまった。そんな状況の中、選手名鑑(1部、2部、女子共通)の無料配布、無料のライブ配信、FACEBOOKによる試合直後の写真付き結果配信など、リーグ運営側での情報配信の仕組みは従来に比べるとだいぶ進歩した。

ライブ配信については、FリーグではAbemaTVが有名だが、関東リーグではMycujoo(マイクジュ―) といって、オランダの首都アムステルダムを拠点とするサッカーに特化したライブ配信サービス会社がこれを提供している。Fリーグ設立以前の関東リーグ全盛時代は、スカイAのCS放送、ラジオNIKKEIのインターネットの音声放送、ゴールネット(株)、ディジタルスタジオ共同のストリーミングビデオ配信などがトライアルされたが、いずれも長続きはしなかった。マネタイズの問題とFリーグ設立が影響した。今回は是非長続きして欲しいものである。

3番目の関東リーグの今の特徴を言うならば、すでにバルドラール浦安、ペスカドーラ町田の名前が出たことからわかるとおり、Fリーグクラブのサテライトチームの台頭である。すでに何度も述べているとおり、今年度からフウウガドールすみだバッファローズが2部に参入したから、これで関東のFリーグの全てがセカンドチームを1部もしくは2部に送り出したことになる。恐らく、いずれは5クラブすべてが1部に参入ということになろう。むろん、21年前には想像もつかなかったことである。

さて、「今」を語るからには、「これらから」も語らねばなるまい。筆者は、完全なるホーム&アウェイ方式へのトライを提言したい。現在、関東リーグはFリーグでいうところのセントラル方式を採用している。つまり、ホームスタジアムを形式上は持っていて、運営はそのチームが担当、該当チームの試合はホームゲームの形式をとっているが、単独開催ではない。

これを、ホームの試合はホームチームの試合しか開催しないいわゆるホーム&アウェイ方式に移管するのである。つまり、より地元密着型のそれこそより深い地域リーグにすることを意味する。関東はたしかに関東地域ではあるが、浦安と湘南ではだいぶ距離があり、地元のファンが気楽に簡単に応援に行く距離ではない。もし、これが実現すれば地元のスポンサーそれこそ小規模の店舗スポンサーを獲得できるかも知れないし、新たなファンを獲得することが出来るかも知れない。定期の決まった時間で開催できる点も魅力となる。

むろん、チームに関係なく、好きなフットサルを無料で一日見学できるファンからすると、反対意見が出るかも知れないし、コスト面の課題もあるとは思う。しかし、長期的な方向性は本来のホーム&アウェイ方式だと思うので、これからの20年を見据えて是非トライして欲しいものである。強い雨の中、カフリンガ東久留米のファンが多く詰めかけていること、先ほど述べたFリーグチームが数多く関東リーグに存在することなどを考えると機は熟したのかなと思った次第である。

さて、写真の方は、冒頭はリーグ関係者の努力の賜物、関東リーグオフィシャルガイドブックにしよう。もう一つは、ライブ配信の模様である。タブレット一つで配信している。

 

 

 

木暮知彦

みんサル運営会社のピープルスポーツ株式会社社長。1999年の第1回の関東フットサルリーグ、伝説のスーパーリーグの立ち上げなどに関わった。自らはFIRE FOXの代表として、リーグ優勝、フットサル選手権の優勝を経験した。元フットサル日本代表木暮 賢一郎の父親でもある。

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