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Fリーグ初得点。元Jリーガー・橋本裕貴が心がけていたことは?

Y.S.C.C.横浜の背番号10、橋本裕貴がF2第2節のポルセイド浜田戦でFリーグ初ゴールを決めた。今季、JリーグからFリーグへと戦いの場を移した橋本が、フットサルに挑む日々について語った。

▼元JリーガーのFリーグ初得点

2018-19シーズンのFリーグ・ディビジョン2で、YSCC横浜は2位に終わり、ディビジョン1への昇格を果たすことはできなかった。2019-20シーズン限りでFリーグ選抜の活動が終わることから、今季はF2から最大で2チームがF1に昇格できるチャンスがあるなかで、横浜はリーグ戦を1位で終え、自動昇格を目指すつもりだ。

そのチームで大きな期待がかかるのが橋本裕貴だ。サッカーの名門である桐光学園卒業後、中京大に進学。卒業後はJ3の福島ユナイテッドFCやJFLのラインメール青森でプレーした。今オフ、JリーグのYSCC横浜のセレクションを受けた際に、フットサル部門の渡邉瞬GMに目を付けられ、YSCC横浜フットサルに加入することになった。

サッカーからフットサルに転向する多くの選手がそうであるように、橋本もフットサルへの順応に戸惑いを見せている。まだ本来持っているフットボールのスキルをすべて発揮できているとは言えない状況だろう。

それでも、6日に行われたF2第2節のポルセイド浜田戦では2ゴールを挙げる活躍を見せて、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。開始1分20秒で2ゴールを決めた横浜だったが、その後は守備を固めた浜田を崩しきれなかった。そのなかで迎えた17分のコーナーキックのチャンスで、橋本はマークを外し、ペナルティエリア内から得意の左足でシュートを決めた。

Fリーグ初ゴールについて橋本は、「1点取ることができれば、自分も乗れると思っていたので、結構、嬉しかったですね」と笑顔を見せる。そして、その言葉通り、得点を挙げてからは重圧も軽くなったのか、両サイドで軽快なプレーを見せてチャンスをつくっていった。

フットサル選手が、サッカー選手とプレーした際に、よく称賛するのが“止める・蹴る”という基礎技術のレベルの高さだ。ゴールシーンを含め、橋本も随所に正確なボールコントロール能力を見せていたが、フィニッシュの場面ではアジャストする必要性があったと明かす。

「最初は力んでふかしてばかりだったんです。でも、本当にボールに当てるだけ。力まずに、振り切らないで当てるだけでやれば、結構、良いところにシュートが飛ぶ感覚がつかめました。それを心がけてワンタッチでやっています。特にシュートは『打とう』とすると飛びすぎてしまうので、『当てるだけ』を心がけています」

フットサルに適応しているのは、フィニッシュの場面だけではない。横浜は早朝6時から8時までの時間帯にトレーニングをしているのだが、同じセットを組むFP高橋健、FP川崎柊音とは、全体練習後も練習場に残って、コンビネーションの確認をしているという。また、もう一人のFP伊藤玄を含めてLINEのグループを作り、そこでも「動かない日がないくらい、やり取りをしています」と、練習時間外でも連携の向上に務めてきた。

その成果もあり、ドリブルが得意な橋本は、サイドで1対1を仕掛けられる状況になる回数が多かった。「自分の持ち味を出せる形が徐々に出てきました。健くんとか、玄くんが『好きなようにやっていいよ』と言って、好きにやらせてくれるんです。前までは考え過ぎてやっていたのですが、今は考え過ぎずに特徴を出せるように、うまくやらせてくれています」と、橋本も手ごたえを感じ取っている。

チームとしてF1昇格、個人としてはフットサル日本代表入りを目指している橋本の挑戦は、始まったばかりだ。「Jと比べると、観客数という意味ではどうしても負けてしまいますが、これからどんどんフットサル界をサッカーにも負けないくらいに盛り上げたいです。胸スポンサーは、Jクラブにも負けていませんからね」

2節を終えて首位に立った横浜は、上々のスタートを切ったといえる。「僕は全勝するつもりなので、良いところは継続して、悪いところは改善してやっていければいい」と話す橋本。その活躍は、サッカーをプレーしている人からも注目を集めるだけに、彼がどれだけチームを引っ張っていけるか期待したい。

 

河合拓(かわい・たく)

2002年に当時、国内唯一のフットサル専門誌Pivo!の編集部に入りフットサルに魅力せられる。その後、2006年のサッカー・ドイツW杯を前に週刊サッカーマガジン編集部に入り、セレッソ大阪、ガンバ大阪、横浜FCなどを担当。2011年から2014年まではゲキサカ編集部で活動。2015年からはフリーランスとなり、2016年に「FutsalX」を立ち上げ、フットサルを中心に取材しながら、サッカー日本代表も取材する。U-18フットサル選手権は第1回大会からすべての大会の取材を続けている。

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