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バサジィ大分・森洸、初めての日本代表トレーニングキャンプの手応えは?

10月にAFCフットサル選手権東アジア予選を控えるフットサル日本代表は、6月から4カ月連続で月に一度の代表活動を行っている。先月の福島トレーニングキャンプに続く、22日から24日に行われた立川トレーニングキャンプは、いよいよ8年ぶりとなる世界の舞台を目指し、本格的な準備期間に入ったという印象を受けるものだった。

▼新戦力発掘と戦術理解度

全4回のセッションでは、各セッションでゲーム形式のトレーニング(初日はかなり変則的だったが)が行われた。そのなかでブルーノ・ガルシア監督は、チームの中核となるだろう選手たちを固定して起用していた。1月のタイ遠征の前後からブルーノ監督は「4月の活動からは、チームを熟成させる段階に入っていく」と話していたが、チームは代表の経験が豊富な選手たちと代表経験の浅い選手たちとに分かれていた。

経験豊富な選手に入ったのは、森岡薫、星翔太、滝田学、皆本晃、吉川智貴、室田祐希、加藤未渚実、そして西谷良介と仁部屋和弘は代表経験の浅い選手たちのセットでもプレーする機会があった。加藤を除く8人は、全員が昨年のAFCフットサル選手権チャイニーズタイペイ2018にも出場しており、国際経験も豊富に積んでいる。彼らと今回の合宿を負傷で辞退した安藤良平、海外組の逸見勝利ラファエル、清水和也といった選手が、軸になるメンバーであり、彼らの連係を向上させていくことが、東アジア予選、来年のAFCフットサル選手権本戦、そしてフットサルW杯リトアニア2020に向けて、継続的に行われていくことだろう。

同時に行われるのが、新戦力発掘と全体の戦術理解度アップだ。今回の代表合宿には、31歳の森洸と28歳の田口元気という決して若くない2選手も招集された。2日目の午前と午後、そして3日目にも行われた紅白戦では、常連組との試合ということもあり、経験の浅い組は苦戦を強いられた。それでも、そのなかで森は最後尾での守備力だけではなく、攻撃参加して枠内に鋭いシュートを飛ばすなど、このチームでも即戦力になり得そうなプレーを見せていた。本人は「手ごたえは全然ありません。システムにうまく適応できなかった」と反省していたが、決定力のあるフィクソは、ゴール欠乏症という課題を抱え続けているチームにとって見逃せない存在になるはずだ。アジアの強豪国を日本に招くと噂されている10月の親善試合で通用すれば、遅咲きのフィクソが定着する可能性もあるだろう。

また、この初招集となった2人以外の選手たちも、トレーニングキャンプで日本代表の戦術にフィットしていることを示し、リーグ戦でも結果を出し続ければ、常連組との入れ替えも見えてくる。実際にトレーニングキャンプ終了後、ブルーノ監督はこの経験の浅いチームが、今合宿中に見せた戦術習得度に高い満足感を口にしていた。3年半前のAFCフットサル選手権で5位にも入れなかった時には、皆本の負傷欠場した穴を埋めきれなかった感もあったが、現在のチームはバックアップとして控えている選手のレベルも上がってきているといえるだろう。

現在、Fリーグの集客数は危機的な状況になっているといえるが、その要因の一つに間違いなく、フットサル日本代表のW杯予選敗退がある。アジア各国が力を付けているとはいえ、同じ失敗は決して許されない。来月の合宿、9月の親善試合、10月の東アジア予選とリーグ戦と並行して代表活動が継続的に行われるこの期間、どれだけチーム力を高められるかが、日本フットサル界の今後を大きく左右することは間違いないだろう。

 

河合拓(かわい・たく)

2002年に当時、国内唯一のフットサル専門誌Pivo!の編集部に入りフットサルに魅力せられる。その後、2006年のサッカー・ドイツW杯を前に週刊サッカーマガジン編集部に入り、セレッソ大阪、ガンバ大阪、横浜FCなどを担当。2011年から2014年まではゲキサカ編集部で活動。2015年からはフリーランスとなり、2016年に「FutsalX」を立ち上げ、フットサルを中心に取材しながら、サッカー日本代表も取材する。U-18フットサル選手権は第1回大会からすべての大会の取材を続けている。

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