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名古屋、グループリーグ首位通過。その強さの秘密は?【AFCフットサルクラブ選手権】

AFCフットサルクラブ選手権タイ2019に参戦中の名古屋オーシャンズは、グループリーグを首位で通過。その戦いを現地から振り返る。

▼前回ベスト8の雪辱を

AFCフットサルクラブ選手権タイ2019に出場している名古屋オーシャンズが、快進撃を見せている。今大会の「死のグループ」と称されたグループDを3戦全勝で突破し、決勝トーナメント進出を決めたのだ。

大会前、チームに不安がないわけではなかった。直前に行われたFリーグの試合では、下位に低迷するエスポラーダ北海道に2-3で敗れ、勝ち点を上積みできず。前回大会ではベスト8で涙を飲んだ一筋縄ではいかないアジアの戦いに向けて切り替えることが求められた。

迎えた8日の初戦ではアルダフラ(UAE)と対戦。序盤は「緊張があり、動きが堅かった」(フエンテス監督)名古屋は、ボールを保持する時間帯こそ長かったものの、フエンテス監督の代名詞でもあるプレッシングがハマらない。前半4分には、かつて名古屋に所属していた元日本代表FP畠山ブルノタカシに先制ゴールを許してしまった。

それでも経験豊富な選手たちが、この難しい局面を打開していく。前半15分に日本代表FP吉川智貴のセットプレーから日本代表FP星翔太が同点弾を決め、試合を振り出しに戻す。これで落ち着いた名古屋は、前半終了間際にもFP橋本優也がゴールを決めて逆転すると、後半にもキャプテンのFP星龍太のおぜん立てを受けて日本代表FP西谷良介がゴール。さらにFP水谷颯真もセットプレーから得点を挙げて4-1とした。終盤にパワープレーから1点を返されたが、4-2で勝ち切り、初戦をものにした。

続く第2節ではクウェートのカズマSCと対戦する。組み合わせ抽選会でポッド4に入っていたクウェート王者に対し、名古屋は元ブラジル代表FPペピータの2ゴール、星翔太の1ゴールで3-1と快勝し、2連勝を収めた。同グループの前回王者メス・サンガン・ヴァルザガン(イラン)も2連勝したため、この時点でグループDは名古屋とメス・サンガンの勝ち抜けが決定。グループステージ最終戦となる第3節では、どちらが首位になるかを決める決戦となった。

今大会でも優勝候補の筆頭に挙げられるメス・サンガンとの一戦に向け、名古屋はこれまで先発起用していたFP平田ネトアントニオマサノリをベンチスタートにし、2試合連続でゴールを挙げていた星翔太を先発に起用した。この采配が当たる。

序盤から効果的にプレッシングをかけた名古屋は、メス・サンガンを圧倒した。良いリズムで試合を進めた名古屋は、前半8分に「しっかりとベンチから相手のイヤがるプレーを分析できた」と話す平田が、右サイドを抜け出した星翔太からの速いパスを1タッチでゴールに決めて先制点をもたらした。

さらに13分には星龍太が球際の強さを見せてシュートを放つ。これをGKが弾いたところを詰めたペピータが追加点を決めてリードを2点に広げる。前半のうちに1点を返されたが、このままリードを保って前半を折り返した。

後半の立ち上がりもチャンスの数は名古屋が圧倒したが、得点を決めることができない。後半8分、自陣でのファウルで相手を止めた星龍太が一発退場となる。この数的不利の時間に同点ゴールを決められ、2-2の同点とされた。守備の要であり、攻撃でもアクセントを加えていたキャプテンを失った名古屋だが、ここからペピータが存在感を発揮。15分には安藤とのコンビネーションから勝ち越し点を挙げた。このゴールが決勝点となり、名古屋が3-2で勝利。スコア上は接戦となったが、内容的にはほぼ完勝と言えるものだった。

名古屋の快進撃とともに、グループステージで語り落とせないのが、タイ・ソンナム(ベトナム)に期限付き移籍している日本代表FP清水和也の活躍だ。初戦で1得点を挙げた清水は、その後の2試合でもそれぞれ2ゴールを記録。5得点を挙げて前回大会の準優勝のクラブを決勝トーナメント進出に導いた。

14日に行われる準々決勝では、名古屋はバモスFC(インドネシア)と、タイ・ソンナムは深圳南嶺鉄狼(中国)と対戦する。両者がそろって勝利すれば、準決勝では直接対決を迎えることとなる。名古屋が3大会ぶり4度目の優勝を果たせるか。今後の戦いに注目が集まる。

 

河合拓(かわい・たく)

2002年に当時、国内唯一のフットサル専門誌Pivo!の編集部に入りフットサルに魅力せられる。その後、2006年のサッカー・ドイツW杯を前に週刊サッカーマガジン編集部に入り、セレッソ大阪、ガンバ大阪、横浜FCなどを担当。2011年から2014年まではゲキサカ編集部で活動。2015年からはフリーランスとなり、2016年に「FutsalX」を立ち上げ、フットサルを中心に取材しながら、サッカー日本代表も取材する。U-18フットサル選手権は第1回大会からすべての大会の取材を続けている。

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