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日本フットサル三国志 第2章あのチームはどうなった(シャークス) その6 シャークスに学ぶ

フットサルプレイヤーのためのポータルサイト「みんサル」からの記事を転載となります。


 

 

その6 シャークスに学ぶ

 

今にして思えば、スポーツツーリズムを先取り、伊豆の観光ブランドとスポーツを結びつけるアイデアは決して悪くはなかったと筆者は思う。ただ、今も苦しんでいるが、Fリーグの見るスポーツとしてのポテンシャルは想像以上に高くはなく、時間がかかるということである。

むしろ、フットサルは「する」スポーツとしてのポテンシャルは高いのだから、当時、スポーツツーリズムの概念が浸透していたら、「する」フットサルと伊豆の自然、温泉などとの連携が考えられたかも知れない。

実際、スポーツ庁によれば、重点テーマとして,『アウトドアスポーツ』を推進している。ここでいうアウトドアスポーツとは、スキー、スノーボード、登山、トレッキング、ヨット、カヌー、カヤック、サイクリング、マラソンなど地域の自然を活かすスポーツをを指し、合宿所、観光地などでもう一泊を目指している。

このアウトドアスポーツの概念をもう少し広げて、サッカー、テニス、フットサルなどに広げてみたらどうだろうか。実を言うと、スポーツツーリズムなどと言われる前から、菅平や山中湖などのサッカー、テニスの合宿誘致、競技大会開催など、学生が中心の顧客ではあるが行われていたのである。

これからは、ますます高齢化を迎える状況において、旅行とスポーツは中高年にとっては大きな関心事であり、旅行しながら、フットサルで体を動かす、あるいはFリーグを見る可能性は十分あると考えられる。むろん、コートはサッカー、テニスなどと併用して有効活用を図り、平日の遊休時間帯は、もともと観光要素が入っているので、採算にはこれを織り込めばよい。考え方としては、フットサルの回数ではなく、付加価値を付けて、1回の単価を増やすのである。Fリーグの興行は、地域のホームゲームになるので、月2回程度開催、これにあわせて、地域ファンと外部ファンの交流を図るイベントを開催することで、地域の活性化につなげる。この結果、地域の補助金も交付されやすくなる。

むろん、体育館の規格の問題や場所の問題があるが、F2であれば少なくとも収容人員数は可動席含めて300人以上(F1は1500人以上)、コートサイズも縦38M以上(F1は40M)、横18M以上(F1は20M)とだいぶ緩和されている。

いまにして思えば、シャークスの取り組みは少し時期が早すぎたか、長期に少しずつ育てて行くプランだったらと思う次第である。前回も少し述べたが、地方では本物のフットサルを見てみたい、感じてみたいニーズは高い。さらに、これからは気軽に体を動かせて頭を使いゲームの楽しさもある「する」フットサルのニーズは高まると思う。その「見る」と「する」を結びつけ、相乗効果を発揮させるには、スポーツツーリズムの考え方は一つのヒントだと思う。

地域ならではの様々な資源とスポーツをどう結び付けていくか、地域行政の補助金も含めたスポーツツーリズムのビジネスモデルを長期視点で立案することが求められているのではないだろうか。

ところで、シャークスは2008年を持って消滅したが、四国のプラセールに別の形で引き継がれたと第1回では述べた。もし、もう一つ引き継がれたチームを挙げるとしたら、関東リーグ所属のリガーレ東京であろう。筆者が勝手に思うだけであるが、選手兼監督の西野、選手の碓井、コーチの松浦はシャークス出身だからである。なによりも関東リーグ時代熱心なシャークスのサポーターだった通称「トヨ」がリガーレ東京のサポーターになったことも筆者の中では影響している。現在、Fリーグ参入を目指していると聞く。是非、シャークスが果たせなかった夢を実現して欲しいものである。

(シャークスの項はこれで終わりです。次回はどんなチームになるかお楽しみに)  写真は、「見る」と「する」スポーツと温泉、料理、宿泊施設などの地域資源を活かしたスポーツツーリズムの原型ともいえる「伊豆リーグ」の復活もしくは他地域での展開を願って、フットサルナビに掲載された「伊豆リーグ」の宣伝にしよう。(フットサルナビより転載許可済み)

 

木暮知彦

みんサル運営会社のピープルスポーツ株式会社社長。1999年の第1回の関東フットサルリーグ、伝説のスーパーリーグの立ち上げなどに関わった。自らはFIRE FOXの代表として、リーグ優勝、フットサル選手権の優勝を経験した。元フットサル日本代表木暮 賢一郎の父親でもある。

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