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大一番の韓国戦、誕生日の関口優志がスタメンで起用された理由【AFCフットサル選手権2020・東アジア地区】

日本代表は韓国戦に勝利。AFCフットサル選手権東2020トルクメニスタン―東アジア地区-を突破し、本選出場を決めたこの試合、ゴールマウスを守ったのはこの日誕生日だった関口優志だった。

 

▼誕生日のスタメン出場

GK関口優志が28歳の誕生日に行われる日韓戦で、先発メンバー入りをすることを告げられたのは、24日のマカオ戦の時だったという。

普段から所属する名古屋オーシャンズでGK篠田龍馬と熾烈なポジション争いを繰り広げている関口が現在、日本代表でポジションを争っているのは、Fリーグ史上最高のGKとの呼び声も高いピレス・イゴールだ。

帯広北高を卒業後、フットサルの知識が皆無に近い状態ながらエスポラーダ北海道でフットサルを始めた関口にとって、イゴールは初めて憧れ、プレーを真似るようになった選手だったという。

それでも2014年のAFCフットサル選手権後は、継続的に日本代表の背番号1を与えられている守護神は、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の東地区予選という大事な舞台で先発起用されたことにも、特別な感情はなかったと振り返る。

「スタメンだからといって、準備段階で何かが大きく変わることはありません。スタメンじゃない時も同じ準備をしますし、その準備の面ではしっかりやれたのでよかったかなと思います」

この日、日本が対戦した韓国は、自陣でのゲームメークを放棄して前線へボールを放り込んでくる戦い方を選択していた。身長はイゴールが187センチあるのに対し、関口は176センチ。ハイボールを多用する相手には、イゴールの方が有効かと思われた。それでもブルーノ監督が関口の起用に踏み切ったのは、攻撃面での長所を考えてのことだったという。

「カウンター時、トランジションが起きた時の攻撃で、GKから始まるスローは、今日のゲームでカギになると思っていたので、そこを強調して、意識してもらいました」

このスローも、関口が憧れの存在だったイゴールから学び、自らの長所として磨き抜いてきた武器の一つだ。PKから2失点は喫したものの、名古屋のチームメートであるFP安藤良平、代表で過ごした時間の長いFP滝田学、FP皆本晃といったフィクソ陣との連携で、韓国のロングボールを中心とした攻撃に対処。また個人でも広範囲の広さ、持ち味のスピードが可能にするシュートブロックも見せ、日本の勝利に貢献した。

試合後には、ファンから特製の誕生日を祝福するタオルが投げ込まれ、ハッピーバースデーの歌を歌われて笑顔を見せていた関口。日韓戦に勝利し、アジア選手権の出場権を獲得するという最高の28歳のスタートを切ったが、本人はいたって冷静だ。

「予選突破は絶対条件だったと思いますし、必ず突破しなければいけないなかで、こうして勝ち切れたのはよかったです。でも、ここで終わりではないので。あと2月に始まるAFCの本戦で勝ち切ること、W杯出場を決めることが僕たちの目標です。そこをしっかり見据えて今後もやっていきたいと思います」

GKは経験がものをいうポジションだと言われる。2014年にベトナムで行われたアジア選手権の決勝で抜擢され、イラン撃破の立役者となってから日本代表でも確固たる地位を築いている関口のキャリアは、ここからさらに輝きを増していくはずだ。

 

河合拓(かわい・たく)

2002年に当時、国内唯一のフットサル専門誌Pivo!の編集部に入りフットサルに魅力せられる。その後、2006年のサッカー・ドイツW杯を前に週刊サッカーマガジン編集部に入り、セレッソ大阪、ガンバ大阪、横浜FCなどを担当。2011年から2014年まではゲキサカ編集部で活動。2015年からはフリーランスとなり、2016年に「FutsalX」を立ち上げ、フットサルを中心に取材しながら、サッカー日本代表も取材する。U-18フットサル選手権は第1回大会からすべての大会の取材を続けている。

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