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黄金の系譜を継ぐ世界ベストヤングプレーヤー、エルポソの新星フェルナンド


エルポソの下部組織が生み出したスペイン代表の新鋭アタッカー、フェルナンド。エルポソ、スペイン代表の現在、未来を担うひとり

 

2010年アイカルド、2011年セルヒオ・ロサノ、2012年アレックス、2013年フェラオ、そして2014、15、16年はアドルフォ。エルポソのアレックスを除く4人は現在、バルセロナに所属しており、ブラジル代表のフェラオ以外は、全員スペイン代表だ。

彼らは、皆同じ個人タイトルを手にしている。ポータルサイト『フットサルプラネット』が年に1度行う“フットサルのバロンドール”と評される「フットサル・アワード」における「世界ベストヤングプレーヤー」だ。23歳以下の世界中の選手から、毎年ひとり、各国の記者らの投票により選出される。23歳はもはや若いとは言えないが、将来世界最高の選手になる可能性が最も高い人物が毎年決められる。受賞者を見れば、一目瞭然だ。上記した顔ぶれを改めて、ご覧いただきたい。セルヒオ・ロサノは同サイトの2013年の「世界最優秀選手」に選出され、「スペインリーグMVP」には2012年、2013年と連続で、フェラオは、2018年「スペインリーグMVP」に選出された。

そして、今この黄金の系譜を継ぐ者が、エルポソにいる。フェルナンドだ。1995年生まれのムルシア出身のアラは、2017、2018年に「世界ベストヤングプレーヤー」を2年連続で受賞した。地元に本拠地を置くエルポソの下部組織で育ったフェルナンドは、初速を生かした縦へのドリブル突破を武器にしたアラだ。ワンツー、パラレラ、ディアゴナル、もしくはそれらのアクションをおとりにしての突破が魅力だ。シュート、パス、ドリブルなどスキルは高いが何よりも際立つのは、インテリジェンスだ。対峙するチーム、マークするディフェンスを見て、いつどこにどんな姿勢でポジションをとればいいのか、どんなスピードで走ればいいのか。その決断が速く正確だ。足も速いが、何よりも思考が速いゆえにそのスピードで相手をディフェンスの背後を奪い、決定機を演出する。攻撃だけではない。ディフェンスでもその知性は発揮される。プレス時のランニングコース、パスコースの切り方、高いディフェンスの強度に上下運動を繰り返せるスタミナ。スペインフットサルを体現するモダンな選手のひとりだ。

2013、2014年にはユースカテゴリーで、スペイン王者となり、18歳以下、21歳以下のスペイン代表にも選出されたエリートは、2014年5月10日のブレラ戦で世界トッププレーヤーが集まるトップチームでデビュー。2015-2016シーズンにスペイン2部をエルポソBで制覇し、その後はトップチームに定着すると2016-2017シーズンにスペインリーグ最優秀選手に選出された。昨シーズンはプレーオフを含めリーグ35試合で19ゴールを記録し、今ではフル代表にも定着しつつある。フェルナンドは、先人たちのように今後に続く階段を黄金にできるだろうか。

 

動画:フェルナンドが2得点を決めた昨季のスペインカップ準決勝インテル対エルポオソ戦ハイライト

 

座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。2011年”フットサルマガジンピヴォ!”休刊。2012年よりフットサルを中心にフリーライター、フォトグラファーとして活動を始める。FIFAフットサルワールドカップ4大会、UEFAフットサル選手権5大会を現地取材。

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