ピヴォ×みんサル

日本代表、スペイン代表に大敗。裏目に出た対策とは?

12月2日と3日、日本代表はマドリードでスペイン代表と対戦。第1戦は0-3、第2戦は1-9で連敗をした。世界との差はどこにあるのか?

 

▼ある対策が生じた次なる問題点

衝撃的な結果だった。スペイン遠征を行ったフットサル日本代表は、マドリードでフットサルスペイン代表と国際親善試合を2試合戦った。初戦は0-3という接戦になったものの、第2戦では1-9と圧倒された。

第2戦のキックオフから数分、ベンチから戦況を見ていた内山慶太郎GKコーチは初戦とは異なるスペインの姿を感じ、危機感を抱いたという。

「初戦はシュートを打つまでに少し様子を見ている感じがあったんです。ピヴォの位置でも足裏でボールをチョンチョンってかなり触ってから反転していました。でも、第2戦はその時間が短くなっていたんです」

日本代表には、GK関口優志とGKピレス・イゴールというアジアトップレベルのGKがいる。しかし、彼らが自分たちの守れる態勢をつくる前に、対応しきれない早さでスペインはフィニッシュを打ち込んできた。

初戦で日本と接戦を演じたスペインが、対策を練ってきていたのは間違いないだろう。また、週末にそれぞれがリーグ戦をこなし、日本戦の前日に集合した彼らが、1試合を戦ったことで頭の戦術メモリーを代表チームモードに切り替えることもできたはずだ。

 

これまで日本も同じ相手との連戦では、2試合目の方が良いパフォーマンスを見せていた。しかし、この試合では一つの対策がゲームを難しくもしていた。スペインのジャッジへの対策だ。

初戦で日本は前半と後半、それぞれ5つ以上のファウルを取られている。Fリーグを含めたアジアの審判員と違い、スペインの審判員ではファウルとなる事象が発生していれば、強度は別に、ほぼ必ず笛が吹かれた。そこで第2戦、日本はファウルを重ねないように心掛けた。だが、それによって相手との間合いが詰められなくなると、スペインはその隙を逃さなかった。

日本のプレスがハマったような場面でも、スペインは簡単にピヴォにボールを逃がし、ボールを前進させた。一方、日本はスペインのプレスをかわせず。苦し紛れのボールを前線でピヴォがキープすることもままならなかった。ボールを保持できず、守備の時間が長くなれば、失点のリスクは高まる。前半、ファウルカウントを2回に減らすことができた日本だったが、その代償に4失点を喫した。

スペインは後半も手を緩めることなく攻め続け、日本はGKイゴールが守るゴールを5度もこじ開けられた。Fリーグができて、国内で選手を強化する場が整いつつあったかに見えた日本だが、世界トップレベルとの差はまだまだ大きい。

指導者ライセンスの仕組みや内容の多くをスペインから学んでいる日本が、さらなる高みを目指すためにはどうするべきなのか。多くを考えさせられる2連戦となった。

 

河合拓(かわい・たく)

2002年に当時、国内唯一のフットサル専門誌Pivo!の編集部に入りフットサルに魅力せられる。その後、2006年のサッカー・ドイツW杯を前に週刊サッカーマガジン編集部に入り、セレッソ大阪、ガンバ大阪、横浜FCなどを担当。2011年から2014年まではゲキサカ編集部で活動。2015年からはフリーランスとなり、2016年に「FutsalX」を立ち上げ、フットサルを中心に取材しながら、サッカー日本代表も取材する。U-18フットサル選手権は第1回大会からすべての大会の取材を続けている。

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