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広島エフ・ドゥ『ドゥーチャンネル』に込められた想いとは?

(PHOTO,TEXT・佐藤功)

動画を作成しているのは選手たちである。広島エフ・ドゥのYouTubeチャンネル『ドゥーチャンネル』を手掛けるメンバーの一人、佐々木諒が動画に込めた想いを語った。

▼100人中2人からのスタート

八つ橋を作る、ボイパをする、ガチで告白をする……『ドゥーチャンネル』はネタの宝庫だ。「どうやったらホームの観客数が増やせるかというところで始めました」と話すのは、広島エフ・ドゥの佐々木諒。選手である佐々木はチームメイトの水田伸明と共に企画、制作、編集を行っている。

佐々木の言葉を借りれば、ドゥーチャンネルは「攻めている」。パイ投げのサプライズといったオモシロ系はもちろんのこと、彼らが抱えている問題も包み隠さず発信をされているからだ。その様子は、選手たちがユニフォームを着て街頭で行った認知度インタビューの動画に収められている。

「100人に聞いたら2人しか知らなかった現状があります」。

これは広島エフ・ドゥだけではなく、Fリーグ全体が抱えている問題にも直結している。知っている2人のうちの1人は「検索をして」と解答をしていた。検索をしないと出てこないコンテンツという認知度であり、2人しか知らない関心度である。

「サンフレッチェ(広島)や(広島東洋)カープはメディアにどんどん出ていますけど、僕たちマイナースポーツは自分たちから発信していかないといけないと思います」。

そこで彼らは、ドゥーチャンネルという自らのメディアを立ち上げていた。そのコンセプトは「選手を好きになってもらう」ことである。

「選手のフットサルのクオリティを上げたとしても、選手を好きになってもらわないと興味は出てこないと思います」。

バラエティ番組のような動画の意図はそこにある。まずは『人』を知ってもらうこと、フットサルを知らなくても楽しんでもらえることから始めている。そして知ってもらえることで、いいプレッシャーを得ることもできる。昨季F2・6位だった広島は、現在F2・3位。見られているという意識が、彼らを成長させている。

10月18日の開設からおよそ2ヶ月、チャンネル登録者数1,200人の成果を出した。ガチ告白の動画は1万以上の視聴回数を叩き出した。だが、それでも物足りないと佐々木たちは感じている。

「現状、見ている人の多くは全国のフットサルが好きな人やスクール生だと思います。いろんな方に見てもらって好きになってもらって、会場に来てもらって魅力を伝えていけたらと思っています」。

広島は元々、SNSを積極的に活用しているチームである。村上哲哉監督をはじめ選手たちは、それぞれのアカウントで試合に対する想いを自分の言葉で発信。さらには日常生活も発信をしている。『#自炊部』のハッシュタグと共に飯テロを敢行したと思えば、『#独身男性の末路』とオチまでつけている。そこにこのドゥーチャンネルが加わった。

「魅せていかないと、自分たちで動かないとダメ」。

100人中2人しか知らないところから始めた彼らは、スポーツは人気商売であるということを知っている。見られている意識がある広島エフ・ドゥは、飾らないありのままの等身大の姿で自らの存在をアピールし続けている。

 


佐藤功(さとう・いさお)

岡山県出身。『横浜本牧フットボールマニアックス』主筆。大学卒業後、英国に1年留学。帰国後、古着屋勤務、専門学校を経てライター兼編集に転身。各種異なる業界の媒体を経てサッカー界にたどり着く。

 

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