デジタルピヴォ! [フットサル総合ポータルサイト]

日本対ウクライナ戦、稲葉選手へのレッドカードについて【現役審判によるルール解説】

民間フットサル大会『ビギワン』で審判をしている長嶋です。

フットサルワールドカップ、日本代表は残念ながら決勝トーナメント1回戦でウクライナに敗れてしまいました。
日本代表は本当に良く頑張ったと思います。4年後はもう1つ上のステージを目指してほしいです。

さて、フットサルワールドカップ2012、日本vsウクライナ、前半14分稲葉選手へのレッドカードについて解説したいと思います。

前半14分、日本のコーナーキック崩れからウクライナの突破を許しキーパーと1対1になる所を稲葉選手が後ろから相手競技者ホールド(抑えて)し、ウクライナにフリーキックが与えられます。

動画:Ukraine vs. Japan FIFA Futsal World Cup Thailand 2012 (Round of 16)

このプレーは、「決定的な得点の機会の阻止」でレッドカードになります。

フットサル競技規則に沿って解説すると

そもそもファールとは以下7つを『不用意に、無謀に、または過剰な力』で犯したと主審・第2審判が判断した場合、直接フリーキックが相手チームに与えられます。

————————————-
1)相手競技者をける、またはけろうとする。
2)相手競技者をつまずかせる。
3)相手競技者に飛びかかる。
4)相手競技者をチャージする。
5)相手競技者を打つ、または打とうとする。
6)相手競技者を押す。
7)相手競技者にタックルする。
————————————-

また、以下3つの反則も、直接フリーキックが相手チームに与えられます。
こちらは、『不用意に、無謀に、または過剰な力』は関係ありません。
————————————-
1)相手競技者を抑える。
2)相手競技者につばを吐く。
3)ボールを意図的に手、または腕で扱う
(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内にあるボールを扱う場合を除く)
————————————-

稲葉選手のプレーは、ウクライナ選手のプレーの進行を妨げる=「相手競技者を抑える」の項目に該当し「ファール」になります。

そして、「決定的な得点の機会の阻止」でレッドカードが提示されます。

「フットサル競技規則の解釈と 審判員のためのガイドライン」には以下のように記載されています。

—————————————–
主審・第2 審判は、得点、または決定的な得点の機会の阻止で競技者に退場を命じるかどうか決定するとき、次の状況を考慮に入れなければならない。

1)反則が起こった地点とゴールとの距離
2)ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
3)プレーの方向
4)守備側競技者の位置と数
5)相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する反則が直接フリーキック、または間接フリーキックとなるものであること。
6)その違反が交代要員によって犯された場合、その交代要員は必ず退場を命じられなければならない。
—————————————–

上記を考慮して考えてみても

○ファールが起きた地点は、第2PKマーク付近でゴールを狙える距離
○ウクライナ選手のプレーはゴールに向かっている
○日本の守備選手はいない状況

やはりレッドカードに該当するファールであったと考えられます。

※フットサルでは、レッドカードが提示された場合、得点をされるあるいは、2分間が経過することで選手を1名補充する事ができます(退場した選手は当然出場出来ません)

ちなみに、後半38分に日本代表森岡選手がファールを受け、相手選手にイエローカードが出ました。

動画:Goals Highlights Ukraine vs Japan FIFA Futsal Thailand ウクライナ日本
テレビ中継の実況ではこのファールに対して「なんでレッドカードじゃないんだ」と伝えていたかと思います。
(もちろん、日本寄りに実況している中で自然と出た言葉だと思います)

これは、稲葉選手同様、プレーの進行を妨げる=「相手競技者を抑える」でファールですが、ファールが起きた地点はゴールを狙える位置ではなく、ウクライナDFも残っている状況なので「決定的な得点の阻止」には該当しません。
相手競技者の突破を無謀なホールディングによって止めた反スポーツ的行為でイエローカードが提示されたと理解します。

フットサルの普及には、「ルールをしっかり伝える」事もとても重要だと思います。
ルールを知ることで、フットサルはもっと楽しくなります。

以上、ルール解説でした。

ルール解説:長嶋良太

1980年生まれ。東京出身。高校時代よりフットサルを始め、体重増加に伴い引退。
大学卒業後はスポーツイベント会社に就職しフットサルイベントに携わる。2012年9月に独立し、日本一レベルの低いフットサル大会を目指す「ビギワン」を開催中。

コメント

Today SINGLE12月17日 今日都内で蹴れる個人参加

  • Coming Soon!

もっと見る

RANKING

GAME大会情報

  • Coming Soon!

もっと見る

GROUNDフットサル場一覧

  • Coming Soon!

もっと見る

SCHOOLスクール情報

Coming Soon!

F.LEAGUE順位表

Fリーグディビジョン1 順位表(12/16更新) ​​

順位 チーム 勝点
1 名古屋オーシャンズ ​​ 68
2 シュライカー大阪  55
3 立川・府中アスレティック 54
4 ペスカドーラ町田 47
5 湘南ベルマーレ 43
6 バサジィ大分  42
7 フウガドールすみだ 41
8 Fリーグ選抜    28
9 バルドラール浦安 25
10 ヴォスクオーレ仙台  24
11 エスポラーダ北海道 18
12 アグレミーナ浜松 11
 

PLUSデジタルピヴォ!プラス新着情報

J-RONJ論リンク

    デジタルピヴォ!
    パートナー

    • みんサル
    • ビギワン
    • フットみる
    • U-9ピヴォチャン
    • ジュニアピヴォチャン
    • ベストパートナー
    • ボアスコンプラス
    • エフチャンネル
    • sample
    • sample

    デジタルピヴォ!
    パートナー募集中