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子供たちの笑顔がFへつながる。ペスカドーラ町田フットサルスクール多摩センター【木暮知彦の個サル&スクール探訪記・みんサルのFクラブ編】

Fクラブの入場者数は年々下がり続け、フットサル競技人口も減り続けている。しかし、新しい兆しも見え始めている。それは個人参加型フットサルとフットサルスクールの台頭である。そこで今回、Fクラブの個サル、スクールの取り組み状況を取材。これらがFクラブの観客動員につながり、フットサル競技人口増にも寄与するのか。見る人にもプレイする人にとっても、何か感じてもらえればと願い、個サルイベント検索サイト「みんサル」を運営する木暮知彦は筆を執ることにした。

*木暮知彦の個サル&スクール探訪記:ペスカドーラ町田編
【個サル編】:日本代表とプレイできる、ペスカドーラ町田の個サル
【ホーム観戦編】:地元・町田と深くつながる、ペスカドーラのおもてなし

みんサルで受け付け開始!ペスカドーラ町田と個サルをしよう!
相模原市総合体育館+ペスカドーラ町田個サル

▼3つのペスカドーラ・スクール

Fクラブの個サル・スクール探訪記、ペスカドーラ町田編もいよいよ最終回、スクール編である。さっそくだが、そもそもFクラブにおけるスクール事業の位置付けはどのように考えているのだろうか。関野淳太事業部長に聞いた。

関野によれば、経営の多角化の戦略の1つだという。たしかに、インドアスポーツの宿命ともいえる観客の入場料収入は厳しく、かといってスポンサー収入にも限界がある。そこで、経営の多角化を図り、収入の口を多角的に開拓していくことは極めて重要である。なかでも、スクールは将来のファンを作り出す役割を担っているだけに期待は大きいのだという。実際、ペスカドーラ町田は、現在、町田校、相模原校、そして多摩センター校の3校を展開しており、生徒数は合計で約160名、来年春にもう1校開校予定とのことであった。

▼町田と縁があるフットサルの盛んな土地、多摩センター

さて、その多摩センター校に11月14日訪問した。多摩センター校は小田急線と京王線が交差し、多摩都市モノレール線の起点にもなっている多摩センター駅から徒歩5分、多摩ニュータウン内にある「フットサルステージ多摩」で行われている。

多摩センター駅を降りて、京王線なら橋本方面、小田急線なら唐木田方面向かって左側、京王プラザホテル多摩を越えて右側、ニューシティ多摩センタービルの8Fにフットサル施設はある。綺麗なビル内で寒くもなく、見学スペースが広い点はスクール生の父兄にとっては有り難いところである。ゆっくり、子供の練習姿を見ることができる。

フットサルステージ多摩のHPより

ちなみに、この多摩センター駅周辺にはこの「フットサルステージ多摩」以外に、「銀座deフットサル多摩センタースタジアム」があり、少し駅より離れているが「ファンフットサルクラブ」と施設面で充実している。また、子供を抱える世帯が多い街なのでスクールにとっては好位置であり、近隣に大学も多いため大学生もプレイを楽しんでいるフットサルの盛んな土地柄でもある。

ついでにいうと、ペスカドーラ町田の練習場はスクールと同じ「フットサルステージ多摩」である。一方、ペスカドーラ町田の前身のカスカベウの時代からライバル関係にある関東リーグ1部のファイルフォックス府中の練習場は、目と鼻の先の「銀座deフットサル多摩センター」。実はフットサル界の隠れた因縁の土地なのである。

▼健康、楽しく、元気に

開催コースは、幼児コース(15:30~16:15)、1・2年生コース(16:25~17:25)、3・4年コース(17:00~18:10)、5・6年コース(17:30~18:50)の4コースで、火水木の週3日開催している。

コーチはいずれも小川亮アスピランチ監督と後呂康人元選手(2017年3月で現役引退)が豊富な経験と技術を活かしてフットサルを教えている。そこには、ペスカドーラ町田の創設者、甲斐修侍ならではの考え方が色濃く出ているのであろう。まずは、フットサルの交代自由、誰でもが数多くボールに触れるところからとにかく楽しむ。次に狭いコートで小さなボール、楽しみながら身に付くボールコントロール。そしてボールタッチの多さが判断回数の多さにつながり、声を掛け合うことでコミュニケーション能力のレベルアップに通ずる。フットサルのスクールコンセプトを確実に懸命に教えている感覚をひしひしと感じたものである。

ひと昔前だったら、「フットサルって何? サッカーを学ぶ上で弊害がある?」などといった風潮があったが、もはやそれは昔の話である。コーチも自信を持って教えているし、父兄もフットサルが子供の学習には向いていることをわかっていて、サッカーとフットサルの両方を習わせている父兄もいることがインタビューでわかった次第である。

Aさん(お子さんは年長組)
「子供の友だちが先に入っていたので、誘われて入りました。まずは楽しく、元気で過ごせる環境を整えてあげたいため、通わせるようになりました。必ず送り迎えはしています。サッカークラブにも入っていて、子供の試合には応援に行っています。残念ながら、町田の試合は遠いこともあって観に行ってはいません。一度は観てみたいと思います。小学校に上がっても、続けさせるつもりです。」

Bさん(お子さんは年中組)
「健康に良いと思って通わせました。送り迎えは必ずしています。屋内なので雨に影響されないこと、寒くないことも選んだ理由です。また、父親がフットサルをやっていたことも影響していて、親子でフットサルをやっています。町田の試合は観に行ってないです。小学校に上がっても、続けさせるつもりです。」

父兄たちは、「上手くなりたい、ならせたい」といったことよりもまずは「健康、楽しく、元気」の動機であった。幼児コースなので送り迎えが必ずあること、屋内で雨風が凌げることなど立地条件が重要であることがわかる。そして、リピート意欲が高いので、教え方も含め、長期継続ができる環境を整備することが重要と感じた。

Jリーグ系のサッカースクールがJリーグの憧れ競技志向が売り物に対して、Fリーグ系のフットサルスクールは、フットサルの特性であるコンパクト性などを活かした幼児からの教育の利点を活かせれば、相当大きな可能性がある。冒頭で述べたFリーグクラブの多角経営の大きな柱になると感じた。

▼Fへの導線がスクールにある

また、父兄はFリーグを観たいという願望があり、スクールを通じて確実にペスカドーラ町田に興味を持っていることがうかがえた。だが、地政学的に(?)ペスカドーラ町田のホームアリーナのあるJR横浜線成瀬駅あたりからの位置関係を調べてみると図のとおりとなる。なお、北が多摩センター校、西が相模原校になっている。

残念ながら、町田市立総合体育館との位置関係は少し遠く、実際にスクールの父兄にはペスカドーラ町田の試合はまだ一度も観ていない方もいらっしゃった。施設の制約もあるので仕方がないところではあるが、もう少し近くの展開が求められるところであろう。また子供たちにとっても、実際にトッププレイヤーのプレイを間近で観る経験は大きく、Fリーグ観戦がさらにスクールを活気づけ、双方の相乗効果が期待できると感じた。

最後に後呂スクールコーチに、子供たちとの楽しい日々を担う意義について語ってもらった。

「サッカーチームに入っている子供が多いので、フットサルもサッカーも共通の技術、止める、蹴るなどの足もとの基礎技術を教えることを心がけています。また、プレイヤー2人の関係性を気付かせることを重視しています。

そうは言っても、フットサルを教えています。今の子供たち、父兄もそうですが、フットサルのことを知っているので、昔だったら足裏を使うことに抵抗があったかも知れませんが、今はそれを特長として使うことを受け入れてくれています。

教える心構えとしては、褒めることですね。子供たちは褒めるとやる気をどんどん出してくれますし、こちらもやりがいが出てきます。また、あいさつ、父兄とのコミュニケーションも大事にしています。

父兄も含めペスカドーラ町田のファンになってくれる方も多く、ファン獲得、固定化の役割は担っていると思います。普通のサッカー大会には出ませんが、ホームゲームの前座試合に出場する機会もあり、選手との触れ合いの場になっています。」

後呂康人
1983年生まれ、和歌山県新宮市出身。後呂と書いて「うしろ」と読む。現在はペスカドーラ町田のスクールコーチ、ジュニアユースの監督を務めている。高校時代は静岡学園サッカー部の所属、大学卒業後、前身のカスカベウに入団しペスカドーラ町田に在籍。2010年、ステラミーゴ花巻に移籍後、再び町田に戻り2017年3月に現役引退。2004年、大学2年の時にNIKE主催のリフティングパフォーマンスを争うフリースタイルスの競技大会で優勝。実際、Fリーグでもそのテクニシャン振りを発揮した。

こう語る現在34歳の後呂コーチは、引退して間がないはずだが、早くも前に向けてセカンドキャリアの道を歩み始めている。そこには、サッカー、フットサルの両方を経験、激しく変化したフットサル界にあって、アマチュアチームからトップリーグに上がり、移籍も経験した苦労を乗り越えた自信が感じられた。前回、登場して頂いた山野コーチもそうだが、Fリーグも設立10年を迎え、そろそろセカンドキャリアが気になる時期を迎えた。Fクラブの経営の多角化が、選手たちの引退後のセカンドキャリアの道を開くものとなって欲しいものである。

3回に渡り取材をしたペスカドーラ町田の個サルは「みんサル」から参加できる。現在、相模原体育館のみの申し込みだが、町田市立総合体育館での個サルについては後日詳細を発表をする予定である。是非、町田の選手やコーチたちと、一緒にボールを蹴る楽しいひと時を過ごしていただきたい。そして町田を、Fリーグを、そしてフットサルをもっと楽しむきっかけになることを心より願う。

筆者:木暮知彦
個人参加型フットサルのイベント検索サイト「みんサル」の運営会社ピープルソフトウェア(株)社長。関東1部リーグファイルフォックス府中代表、元関東フットサルリーグ広報委員長。フットサルエッジに関東フットサル三国志を執筆。長男は現・シュライカー大阪監督、木暮賢一郎氏

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Fリーグディビジョン1 順位表(9/15更新) ​​

順位 チーム 勝点
1 名古屋オーシャンズ ​​ 40
2 ペスカドーラ町田  29
3 バサジィ大分 28
4 立川・府中アスレティックFC 28
5 シュライカー大阪 26
6 湘南ベルマーレ 23
7 フウガドールすみだ 15
8 Fリーグ選抜     14
9 エスポラーダ北海道 13
10 ヴォスクオーレ仙台 12
11 バルドラール浦安 9
12 アグレミーナ浜松 7
 

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