デジタルピヴォ! [フットサル総合ポータルサイト]

反撃のデウソン神戸。森脩と川崎貴生、残った2人が進むFリーグ、フットサルの未来【コラム】

PHOTO,TEXT・佐藤功

JFAハウスの空気が一変する。鈴村拓也監督の「新たなカテゴリーでの再スタート」はその変化の序章。その鈴村監督と共にキャプテンとして上京していた森脩は、神妙な表情で空気を変えた。

▼2人が出した答え

「いろんな思いがありますし……」。

森の壇上のマイクを通じて聞こえた声で伝わる。デウソン神戸が、自らF2を戦場としたことへの想いが場内の空気に乗った。

時をさかのぼること2ヶ月前。3月17日のデウソン神戸選手主催ファン感謝祭。「ステップアップを」と言う者もいれば、「出場機会を」と言う者もいた。「F1で」と考えた者もいれば、「年齢を」と思った者もいる。誰もが「寂しい」「悲しい」といった感情を話した。皆、神戸という街を愛し、デウソンというクラブを愛していた。森は、悩んだ末の決断をした仲間たちと共に、ファン感謝祭に来たサポーターと時を過ごした。そのサポーターの中には、「子供も大きくなったことだし、俺も引退かな」と新たに退団を考える者もいた。

「4月の中旬ぐらい、チームが始動するちょっと前」。

仲間を見送った後、森が答えを出した。それはファン感謝祭の時、川崎貴生ただ一人が決断していた、残留だった。

▼感謝と恩

「なんで残るんですかってみんなに言われるんですよ」。

そう言われている川崎はファン感謝祭の翌日の3月16日、サポーターたちとフットサルを楽しんだ場所でこう話した。

「残るか、引退するかの二択だった」。

5月15日、キックオフカンファレンスで森も「周りの方からもいろんな想いを伝えられる」と似たようなことを言い、そしてこう言った。

「フットサルを辞めようとも考えた」。

2人とも同じことを考えていた。続けること、辞めること、どちらも覚悟が必要なことである。そして、2人は同じ覚悟を持った。川崎は「このクラブがなかったら今プレーしていることはない」と、「サテライトから入って今年で10年目」の神戸での生活を続ける。森は「ここで育った」と「ヴォスクオーレ仙台を退団して拾ってもらった神戸」で生活を続ける。2人はクラブへの感謝、恩が理由だった。

そしてもうひとり、同じように「なぜ?」と言われた人物がいる。「バサジィ大分から来た藤川朋樹も、なんでって言われたらしいですよ」と川崎が話す。森は「地域リーグを経験してない選手」もいると、キャプテンとして今季のメンバーを紹介してくれた。神戸は森、川崎、藤川、この3人がFリーグ経験者である。そして「1年やり切って、その後に何かが見えたら」と言った。

「1位になれば何か変わるかもしれないですからね。そうじゃないと、お金の面でどうしようって話にもならないと思う。優勝してそういう状況を作る」。

まだ観たこともないF2はどうなるのか。壇上では神妙な表情だった森は、「もう始まったんで考えても一緒ですし」と笑いながら話した。そして2ヶ月前のあの日、川崎は藤川に「一緒にやっていこう」と話したと笑っていた。そして、神戸は「俺も引退かな」と言ったサポーターの帰還を願っていた。

▼誰かのために

17/18シーズン、デウソン神戸は先制されることが多かった。そして、そこから反撃を魅せていた。痛い目に合わないとわからない、そんな不器用さはどこか人間らしさを感じさせた。その神戸が痛い目に合った。『クラブ存続の危機』と『21歳の引退』。過去Fリーグで起きた事件が、同時に神戸を襲った。1月18日を機に彼らは悩み、苦しみ続けた。

だが、神戸は大切なものを失っていなかった。選手自ら主催した感謝祭はファンのために、クラブを立て直そうとするスタッフは新しく入った若い世代のために。神戸のために残った森と川崎は、去り行く選手たちの決断を理解し優しく見送った。全員が目の前にいる人たちを思いやる『温もり』があった。その『温もり』が「このチームが好きなんで」という川崎自慢のデウソン神戸である。フットサルのためではなく、誰かのために歩みだしていた。

デウソン神戸は、痛い目に合っても反撃を魅せるクラブである。選手とスタッフの反撃はもう始まっている。そして森は、「楽しまなきゃね」と優しい温もりのある笑みを浮かべていた。

コメント

Today SINGLE12月18日 今日都内で蹴れる個人参加

  • Coming Soon!

もっと見る

RANKING

GAME大会情報

  • Coming Soon!

もっと見る

GROUNDフットサル場一覧

  • Coming Soon!

もっと見る

SCHOOLスクール情報

Coming Soon!

F.LEAGUE順位表

Fリーグディビジョン1 順位表(12/16更新) ​​

順位 チーム 勝点
1 名古屋オーシャンズ ​​ 68
2 シュライカー大阪  55
3 立川・府中アスレティック 54
4 ペスカドーラ町田 47
5 湘南ベルマーレ 43
6 バサジィ大分  42
7 フウガドールすみだ 41
8 Fリーグ選抜    28
9 バルドラール浦安 25
10 ヴォスクオーレ仙台  24
11 エスポラーダ北海道 18
12 アグレミーナ浜松 11
 

PLUSデジタルピヴォ!プラス新着情報

J-RONJ論リンク

    デジタルピヴォ!
    パートナー

    • みんサル
    • ビギワン
    • フットみる
    • U-9ピヴォチャン
    • ジュニアピヴォチャン
    • ベストパートナー
    • ボアスコンプラス
    • エフチャンネル
    • sample
    • sample

    デジタルピヴォ!
    パートナー募集中