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フットサルコートはまだまだ出来ることがたくさんある【古部亮・サッカードットコム代表取締役】

高校サッカードットコム」「LiGA DiVERTiDA」「JOGARBOLA」各々のサービス名を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。このサービスを展開しているのが「サッカードットコム株式会社」だ。多岐にわたるサービスを下に「サッカーで笑顔に!を本気で目指し、サッカーの総合商社としている会社」という代表取締役の古部亮さんにお話を聞いた。
(前編「サッカー界の総合商社」はなぜ誕生したのか?)

 

▼中高年代の需要を発掘することでフットサル施設は活性化できる

――今後の展開として考えていることはありますでしょうか。

古部 フットサルやサッカーにおいて総合的な事業をやっていますが、それらをもっと掘り下げていく必要があると思っています。例えばプレイヤーに対してどこの会社も一生懸命サービス、接客を高めていると思いますが、そこから更にお客様に寄り添ってニーズを発掘していき、色々なサービスを提供するということにおいては、フットサルコートのサービスは、まだ狭い気がします。大体は個サル、レンタルコート、ジュニアスクール・大会ぐらいのものですよね。そのサービスをもう少し細分化し、ITを使って、お客様にあったカテゴライズを提供したりできればフットサルをするハードルは下がるのかなと。
まずはスマホは欠かせないツールなので、サッカー・フットサル専用アプリを開発して、お客様がそのアプリを見たら、自分のプレー履歴や現在進めているAIを使った過去のプレー映像で振り返りが出来て、自分に合ったコート検索やプログラム検索・予約が出来る。またサッカー・フットサル情報・ウエアー購入など全てが手に入るようなものを作ろうと思っております。そして我々の強みのリアルの部分でその内容をブラッシュアップしながら、フットサルをするにはかかせないものにできればと考えております。そして常にプラスアルファのサービスというものを探していきたいなと。先ほど、ご紹介した自分たちのプレー映像を提供することもそうですし、フットサルをした後に、飲みに行くのであれば、飲みに行く場所の情報をお客さんが選べて、ニーズにあった情報を提供できると良いと思います。ネットとリアルの融合をもう一歩先にしていきたいですね。
あとは「食」というキーワードでもチャレンジできたらいいなと思っています。食育的なことかもしれないですし、食堂的なもののかもしれない。そこは、まだはっきり分からないですけども、アスリートと食事、育ち盛り、ダイエットもそうですけれども、食というのは色々なことに絡んでくるので、どこかのタイミングで、サービスとして食ができるとバランスが良いかなと思いますね。

――今もお話にありましたが、フットサル業界の一番の課題として古部さんが一番感じているものはなんでしょうか。

古部 フットサルコートの課題としてはプレー人口を増やすことですね。特に感じているのが中高生年代です。小学生はスクールなどで、フットサルコートに来て練習してくれますが、中学校、高校になると一気にいなくなってしまって、また大学生になると戻ってきてくれることもありますが、この年代で一度途切れてしまうんですよね。中高生はフットサルコートでフットサルやサッカーをすること自体は、すごく好きだと思います。しかし、それに対するサービスや場がないのだと思います。フットサルはなかなかこの年代の公式戦がないというのが一番大きいと思いますが、活動の場所がない。高校生は部活動文化なので部活動を辞めるとサッカー辞めてしまう子が多い。またサッカーは好きだけど、部活動でガンガンやるという感じではなく気軽にやりたいけど、当てはまるサービスがなく離れてしまっています。その受け皿になることは大事だと思います。フットサルコートはあるのにその場がないという問題は、僕らは解決していかなくてはならないと思います。

――部活動の話がでましたが、サッカーをやっている子がフットサルをするという機会は少ないのかもしれないですね。

古部 フットサルとサッカーは分かれているのか、分けた方がいいのかという問題がありますね。最近ですと、先日の高校サッカー選手権では、矢板中央高校にはフットサルU-19日本代表の選手がいたり、帝京長岡高校は全日本U-18フットサル選手権大会でも日本一になっている学校でした。フットサルをプレーすることをサッカーに生かすということが少しずつ進んでいますが、まだまだ日本では線引きをされているように感じます。。フットサルをもっとやった方が良いよという文化が広がると、日本的に広がるんじゃないかなと思いますね。フルピッチの場所を確保することは難しいのですが、フットサルコートは多くなってきているので、環境を提供しやすい。なのであとはフットサルの指導が、サッカーにどう生かされるのかをうまく表現できる指導者が増えることが個人的に興味がありますね。

 

 

▼ITの活用、サービスの多様化。フットサルコートの可能性はまだまだ拡がる

――その他、課題に感じる部分はありますでしょうか。

古部 スポーツクラブなどでの仕組みや接客のところでも取り入れる要素はまだ多いかと思います。サービスの多さとか、スポーツクラブでは色々なニーズに対してニッチにサービスを提供しています。例えば夏に向けてダイエットしたいよねという発信をしたり、人の心理に訴求してサービスを提供するというところでは、フットサルができることもある。また託児所を併設している場所も多い。我々もそこに真剣に取り組んでいくべきだと思っています。そうしないとプレイヤーが増えないと思います。あとはテニスコートもそうですけれどもインドアコートがメジャーになってきているので、快適な空間を提供するところでのハード面の強化というのも投資をしていかないといけないかと思いますね。女性が使いやすいようにするとか、子育て世代の方が使いやすくするとかいう視点をなかなか持てていないのが現状です。

――その中で、フットサルを盛り上げる上で考えていることはありますでしょうか。

古部 フットサル市場が縮小しているのかどうかは見極めないといけないと思うんですが、フットサルの1店舗での埋まり具合は10年前に比べると明らかに減ってはいると思います。これは店舗数が増えたせいなのか、その他に気軽にスポーツができるようになって流れてしまっているのか。色々な要素があるのかなと思います。この状況を考えるとフットサルをプレーする機会を増やさないといけないと思います。そのためには、もう少し気軽にフットサルができるようにするとか。そのハードルを下げるためにもITをもう少し活躍すべきかと思います。やりたいというイメージを持ってもらい、それにあった施設・プログラムの情報を提供し、簡単に予約ができて、決済が出来る。まずは他の業種では普通になっている事ですね。
あとは、フットサルスクールをもう少し整備していこうという思いもあります。初めてフットサルをやる人や、なかなか運動しない人がいきなりガンガンやるのはハードルが高い。テニスを始めるときにはテニススクールから入りますよね。そのようなイメージでスクールから始められるような形だと良いのかもしれないですね。ビジネス的にもスクールは月謝制なので、収入を安定させることができるのも大きいです。先ほどの中高生向けサービスもですがあとは、シニアの方向けのサービスですね。市場も大きいですし、彼らに対しての情報発信はどういう形が良いのかということも課題になってくると思います。
例えば「カーブス」というスポーツクラブが今、シニア世代向けですごく流行っているのですが、あれはほとんど口コミ戦略で広がっているんですよね。サッカー界としても健康とコミュニティがキーワードになると思うので、似たような需要に対して提案できることがあると思います。

――サッカードットコム社において、カルチャーの部分での主軸と、売上的な所での主軸は、どのようなところになるでしょうか。

古部 売上的なところではフットサルとアパレルがメインで「高校サッカードットコム」も順調に伸びています。アパレルの「JOGARBOLA」は小学生からトップチームまで、本当に多くのチーム様に着ていただけるようになりました。「高校サッカードットコム」は、試合結果が早くて、いつも見ているという話を多くもいただいています。また人工芝「BRIGHT TURF」も今まではフットサルコート中心でしたが、日本サッカー協会公認の人工芝で、学校や行政からもフルピッチの仕事が少しずつですが依頼をもらっています。日本に少しずつですが、僕らのブランドの物が浸透してきているのは嬉しいですね。今後の会社の方向性としてはITの部分に力をいれて、先ほどもお話をした自分たちのコンテンツをまとめてアプリなどを使って簡単に登録してもらい、お客様にとって有意義な情報・こんなものがあったら、喜ばれるんじゃないかというサービスを提供していくことをしていきたいなと思っています。

――フットサルにおいて今後やりたいこととか夢があったら教えてください。

古部 もっともっと様々な世代の人たちが集まれる場にしていきたいです。先ほど言った中高生もそうですし、子育て中のお母さん、運動が苦手なお父さん・シニアの方々・外国からの旅行者や体に障害を持っている方など、どんな方でもルールを変えたりみんなが協力して楽しめるのがフットサルです。フットサルを通じて、友達が増えたとか、家族の会話が増えたとか、人生が楽しくなったとか、ボールを蹴る事で笑顔が増えてもらえると僕らも嬉しいです。
フットサル施設ということだけではなく、ITなども使ってそのような場が気軽に簡単に提供できるようにしたいですね。
まだまだやれること、やらなきゃいけないことがたくさんあります。

 

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