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リードしている者が先にパワープレー。Y.S.C.C.横浜とヴィンセドール白山の頭脳戦

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、WEBマガジン「デジタルピヴォ!プラス」からの記事を転載させていただきます。


リードしている者が先にパワープレー。Y.S.C.C.横浜とヴィンセドール白山の頭脳戦(2018/10/30)デジタルピヴォ!プラス

 

2018年10月21日、白山
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

F2第9節、敵地に乗り込んでいたY.S.C.C.横浜がタイムアウトを取った。残りの5分をいかに締めくくるか、ベンチ前に輪ができる。そして、ブザーが松任総合運動公園体育館に鳴り響く。ピッチ上に選手たちが散らばった時、黄色いGKユニを身にまとっていたのは1番・鈴木陽太ではなく、11番・滝沢拓也だった。

3点差でリードしている横浜が、パワープレーに打って出た。3点差を追いかけるヴィンセドール白山より、先に。

その2分後、滝沢は科せられた使命を全う、得点を奪う。そして、4点差を追いかけることとなった白山の深江晃好は、10番と書かれた赤いGKユニを着てピッチに現れた。

「(パワープレーが)できるタイミングだったんですけど、向こうが先に」と言うのは追いかけていた白山の将、杉木陽介。「セオリーだとディフェンスだけど」と話すのはリードをしていた横浜の将、前田佳宏。そこには、パワープレーとタイムアウト、そして過去が絡み合う。

リードしている者が残り5分で先にタイムアウトを取る。それは、追いかける立場の相手にパワープレーの準備時間を与えることでもある。

「残り5分になったら(パワープレーを)やる」。

奇しくも白山の杉木監督が考えていた時間帯に、横浜がタイムアウトという準備の時間をくれた。

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