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[関東リーグ・PSTCロンドリーナ優勝への軌跡]第ニ章 ショーツ、ゾットと引き分けて自力優勝の目を失う

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、WEBマガジン「デジタルピヴォ!プラス」からの記事を転載させていただきます。


[関東リーグ・PSTCロンドリーナ優勝への軌跡]第ニ章 ショーツ、ゾットと引き分けて自力優勝の目を失う(2017/12/28)デジタルピヴォ!プラス

タイムアップまで49秒となったところでゾットは左キックインから加藤のシュートがさく裂する。

 

ボールはショーツのディフェンスに当たってコースが変わり、ゴレイロ冨沢は逆を突かれる格好になる。

 

必死にボールに食らいつく冨沢。

 

しかしボールはゴールラインを割り、この瞬間にショーツは勝利を手放したのだった。

 

貴重なゴールを決めた加藤は歓喜に沸くベンチに向かって右手を振った。

 

SuperSports XEBIO 第19回関東フットサルリーグ1部 by PENALTY 第16節
ブラックショーツ 2-2 ゾット早稲田
2017年12月2日(土) 柏市中央体育館 観客数:330人
[得点経過]
1-0 06分54秒 ブラックショーツ 9 渡辺大貴
2-0 09分43秒 ブラックショーツ 18 岡花弘始
2-1 16分37秒 ゾット早稲田 9 小笹祐介
2-2 39分11秒 ゾット早稲田 10 加藤貴行

 

前半6分過ぎ、先制ゴールを決めるショーツのキャプテン♯9渡辺。ゾットがゴレイロへのバックパス違反を冒しペナルティサークル上からの関節フリーキックを相手に与え、ショーツがしっかり決めた。

 

ショーツはそのおよそ3分後、♯18岡花がカットインからのゴールを決め、スコアを2-0とした。だがこの2点で「気持ちが引いちゃった」(渡辺)ショーツは自ら勝ち点「2」を手放してしまった。

 

「1点獲ればすべてが変わるぞ!」

これが勝負の“綾”というべきか。
今節、負けたわけではないのに、ブラックショーツ(以下、ショーツ)は自力優勝の目を失った。

終盤になって、リーグ制覇の行方に大きく影を投じたのは残り試合数だった。
ロンドリーナの2に対してショーツは3。
前節、敵地での直接対決で挙げた貴重な勝利がものをいって、勝ち点で首位ロンドリーナに「2」と迫る「28」としたショーツは、残り3試合を全勝すると、ロンドリーナが同2試合を全勝しても届かず、「1」差で逆転優勝をものにすることになる。

今節の相手は前期で敗退しているゾットだが、ショーツには第12節のファイル戦での引き分けを挟んで第10節から5試合負けなしという勢いがある。戦前の予想はショーツ有利で動かなかった。

ところがだ。リーグ終盤の見えない力が働いたのか、2点を先行して勝ったと勘違いしたのか、ゾットの猛攻の前に、終わってみれば2-2のドロー。勝ち点を「1」しか伸ばせなかったばかりか、この日試合がなかったために、ともに残り試合が2となり、勝ち点で「1」差をつけられているロンドリーナに自力優勝の可能性を譲り渡してしまった。

試合を振り返ろう。
2点ビハインドで迎えた前半10分、ゾットの監督兼選手・清野はタイムアウトを取ると、選手にこうゲキを飛ばした。「まだ何も決まってない、1点獲ればすべてが変わるぞ、行こう!」。それからの6分間、スコアは動かなかったが、監督のゲキにゾットの選手は落ち着きを取り戻していたし、攻撃の手を緩めなかった。
そして前半16分、ショーツのファールで得たフリーキックから、丸山がセグンドへシュートパス。これを絶妙のタイミングで走り込んだ小笹が決めて待望の1点をゲット。「すべてが変わる」状況は整った。
しかし、ここから両チーム、決定機を演出するもののゴレイロのファインセーブもあって決めきれず、時間だけが過ぎていく。このままいけばショーツが勝利し逆転優勝へと大きく前進することになるはずだったが、タイムアップまで残り49秒、ゾットは左10mからのキックインから左利きの加藤が落としをダイレクトシュート。これが見事に決まって2-2の同点。そしてレフェリーの長い笛。ゾットが得意のセットプレーから追いつき、リーグの混迷をより色濃いものにしたのだった。

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